今日のニコマスレビュー 奇病に立ち向かう群像劇?:モノクロームアイドル
【律子ED後日談】 RITSUKO モノクローム・アイドル【ウソm@s】 平蜘蛛P
現在Se@son2まで公開
あらすじ、
新しい事務所を立ち上げ社長になった律子。だが、少しずつ体が黒くなっていく奇病「社長病」になってしまい・・・・・。
ディライトスーパーノヴァの時も思ったけど、このPはアイマスの設定と言うか、アイマス界隈のお約束を生かすのがうまい。
社長やオーディション審査員がシルエットで表現されるのは、そういうものだからってことで、それ自体が問題になったり、気にとめられることってほとんどない。まあアイマス界隈では常識化してますわな。
だから、社長が黒いってことを病気にして理由づけしたこれはすごく新鮮。
視聴してると、なんだか社長が黒塗りって言われてみれば変だよな、と思えてくる。実際そんな人いないし、アニメゲームにおいてもそこまでありふれた表現方法でもないし。でもその感覚ってアイマスの枠を一歩引いて考えれば当たり前なんだよね、当然だけど。
今までの常識が崩れていく感じが気持ちいい。ああそうだったのか言われてみれば変だよね、なるほど!そういう理由があったのか、と思うけど平蜘蛛Pの動画内設定なんだよねこれ。へーそういうことだったのだなー、でも嘘!ってとこも二重におもしろい。深夜の馬鹿力の「ウソチクの泉」*1と似た感覚なのかもしれない。
話の作りも映画の予告編を思わせるスピーディーな展開で最後まで飽きさせないし、オチも毎回素晴らしい。第二話では登場人物が増えて話自体も大きく展開する。続きがあったらぜひ見てみたい作品だけど、コレ続くのかな?
今日のニコマスレビュー 新感覚ノベマス:色んな意味で最後まで目が離せない「犯罪者春香」
春香の 無免許&轢き逃げ 逃避行(アイドルマスター)天才カゴシマP
現在7話まで発表中
第一話時点では、春香さんは手前勝手なキャラクターに過ぎないのだが・・・・。回が進むごとにキャラが変質してくる。
レビュー的な物
内容は題名通り、犯罪者となった春香さんが盗難車であてのない旅にでる話。
よく、こんなネタやったなあ。いや、このネタやってもいいのか?倫理的に。っていうのが第一の感想。
でもついつい引き込まれてしまうのが不思議。春香さんの行動は人間的にも社会的にも許されないものなのに、妙に後味爽やかな動画だったりする。
なんでなのかな、つーの考えてみると
この春香さんすべて失ってるんだよね、アイドルとしての地位、将来の可能性、普通の社会生活。それって逆に何も縛るものがないとも言えるのかもしれない。自由って言葉は不謹慎だけど、何にも縛られないからポンとやよい(借金に苦しんでいる)に30万円渡すし、金持ち(伊織)にも従わない。
だからこの春香さん自由で痛快。でも春香さんに感情移入していく自分に待てをかけたくなる。ホントにそれでいいのか俺?この春香さんを応援してもよいのか?と
春香さんに感情移入してしまった自分への嫌悪とそれでも感じてしまう爽快感。ある意味怖い作品。
シリーズの今後など
春香さんのやったことは絶対に許してはいけない行為だし、いくら旅先で善行を繰り返したり、内面的成長があったとしても、それは事件の贖罪にはならない。それだけに事件がどのような結末を迎えるのかでこの作品の性格が決まる。どんな最終回を持ってくるのか、うまくのりきれるのか題材が題材だけにドキドキ。やり過ぎが時々気になるPだけにドキドキ。